2010年9月13日月曜日

時差ボケのなかで頭のリハビリのことなど

夏休みから帰ってきて1週間。時差ボケである。おそらく。生活のリズムがひじょうに複雑で、睡眠時間も、普通は9時間以上寝れるのに、4〜5時間で目が覚めてしまって、そのあと眠ろうと思わなくなっている。それはそれでいいのだが、何か頭がボーっとしていてふらつく感じなのである。そんな1週間、今日(13日)からの本郷での集中講義に備えて予習や資料づくりをした。本もまあまあ読んだ。この4年間ほど、論理的な(というよりアカデミックなといったらよいか)頭をあまり使ってこなかったので、6月から徐々に頭の、そうした意味での、リハビリをしてきたのだが、それをこの1週間はタイトにやったのだった。内容は専門の18世紀フランスの絵画とそのエクリチュールの問題だが、どうなることやら。宿を根岸にしたので、俳句的気分ですごす東京の9月となるのか。
今週、久しぶりに俳句の会に出て、にわか仕込みでつくった駄句を提出。当然の眼ざし(もっときちんと勉強しなさい!)。でも、会のメンバーがやさしいので、そこは温かい。この会は3人の俳句作家が中心となっているのだが、その句は、ほんとものごとを考えるのに刺激になる。そして、俳句という日本近代の文芸の形式の不思議さを実感できる場でもある。その日の、ぼくの句のひとつ、「木苺を積む香しきピラミッド」。木苺をピラミッドに積むというのは、よくある月並み発想だそうだが、これはシャルダンの静物画を詠んだのだったが、あのシャルダンの木苺の円錐上の赤い形態を言葉にする術がまだないのである。
一昨日の土曜日、2010−11のプレミア、アーセナル観る。相手はボルトン。イ・チョンヨンがいるところだ。アーセナルの大勝。少しメンバーも変わって、今年は別の表情を見せてくれそうだ。フットボールの季節がやってきたということ。
9月は、HANARE Projectが新しい活動段階に入った。「はなれ」って何?と一言で言うのは難しいが、成熟しすぎた後期資本主義文明の都市ライフスタイルから、次の段階の都市での生存のスタイルをめざす野心的なネットワーク活動と言ったらよいか、そんな野望をもったProjectなのだが、その具体的な第一歩が始まった。この15日にはカフェ(ソーシャル・キッチン)もオープンする。みなさん!(といっても、このブログを見る人は1人だけなので)、カフェや催し物に参加して下さい。このFRench Libraryの10月後半あたりから「ライブラリー」らしい催し物をしようと思ってます。詳細は:
www.hanareproject.net

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